パーキンソン病
パーキンソン病
パーキンソン病は、脳が出す運動の指令がうまく伝わらず、
スムーズに動けなくなる病気です。
1918年、ジェームズ・パーキンソン医師が初めて報告したため、
それにちなんでつけられた名前です。
我が国の患者数は人口10万人につき80〜100人くらいで、
決して珍しい病気ではありません。
この病気については
「発症10年後くらいには人形のように動けなくなる」といった
イメージを持っている方もいますが、現在では様々な薬があり、
症状もかなり改善が期待できます。
また厚生省の「特定疾患」に指定されており、
ヤールの重症度分類III(3)度以上になると治療費の補助も受けられます。
無用な不安を抱かず、積極的な生活を送りましょう。
パーキンソン病は40歳以後、特に50〜60歳代に症状が出始め、
典型的な症例では振戦(ふるえ)、筋強剛、動作緩慢、
姿勢反射障害(倒れやすい)などの症状がみられます。
これらの症状はパーキンソン病に使用される薬によく反応して、
症状が消失したり改善します。この病気は伝染性はなく、
また、通常は直接お子さんに遺伝する病気ではありません。
パーキンソン病患者は、一般に体重が減る傾向にあります。
やせ過ぎると体力が低下してしまうので
バランスよく十分な栄養をとる必要があります。
運動
症状が軽いうちから毎日の生活の中に習慣として取り入れることをお勧めします。
朝晩の散歩,ラジオ体操を習慣づけてください。
パーキンソン病では,身体の動きが遅くなり,
気分的にもふさぎがちになる傾向があります。
ふだんから,積極的に外に出かけ身体を動かすことが大切です。
パーキンソン病になったら
食事
パーキンソン病の薬は水に溶けにくく、
酸性にすると吸収されやすくなるので、
酢の物や柑橘類のジュースなどで酸を補うようにしましょう。
ビタミンCと一緒にのむとよい場合もあります。
便秘を予防するため、食物繊維をたっぷり摂りまましょう。
朝、昼など薬の効果を高めたい時間帯はできるだけタンパク質を含む食品を摂らず、
1日の必要量は夕食で摂ると、日中のL−ドーパの効果を高めることができます。
日常生活
散歩を日課に取り入れましょう。
仕事や趣味など、できるだけこれまでのライフスタイルを継続しましょう。
廊下や風呂場に手すりをつけ、倒れない工夫をしましょう。
夏季にはクーラーによる室温調節や水分の十分な摂取を心がけ、
日光の当たるところで長時間過ごさないようにしましょう。
薬は、必ず医師の指示どおりにのみましょう。
精神面
ストレスは症状を悪化させます。
ストレスをためず、前向きな気持ちを保ちましょう。
うつ状態になることがあります。
意欲ややる気がないときは、医師に話しましょう。
パーキンソン病をよく理解し、
自分の症状をよく知ってうまくコントロールしましょう。
家族や職場の方の理解も重要です。
家族の愛情がなによりでしょうね。
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